剣道の案内
年齢・経験を問わず行える本来の「剣の道」
人間禅剣道部で行う剣道は、「現代剣道」のイメージとは少々趣を異にします。
すなわち、防具を付けて竹刀をスピーディーに駆使して、相手に当てることを競う、いわゆるスポーツ競技的な剣道を目的としておりません。
剣道本来の面目は、文字通り「剣」があって「道」があるということであります。
つまり、持った竹刀や木刀は、やり直しがきかない「真剣」であって、動いて変化する相手を通して自分の心を磨いていく「人間形成の道」であります。
従いまして、人間禅剣道部で行われる剣道は、老若男女、剣道の経験の有無を問わず、等しく行える剣道であり、また、そのような稽古を工夫しております。
特に、正しい剣道の礎(いしずえ)ともいうべき直心影流「法定(ホウジョウ)の形」は、春夏秋冬四本から成り、「動く禅」ともいわれる精神的な形で、呼吸法とともに大きくゆったりと行うこともあり、剣道の経験がないかたでも入りやすい形です。
人間禅では、この「法定の形」を修行の一環として摂心会などの活動に取り入れ、全国的に普及しつつあります。
剣道部からのお知らせ
第88回小川先生の境涯を学ぶ会チラシ(2024年6月25日版).pdf (0.28MB)
剣道部の行事予定
2024年度
5月19日(日) | 第87回小川忠太郎先生の境涯を学ぶ会『夜船閑話』 | 人間禅本部道場 |
7月21日(日) | 第88回小川忠太郎先生の境涯を学ぶ会『夜船閑話』 | 人間禅本部道場 |
9月8日(日) | 第89回小川忠太郎先生の境涯を学ぶ会『夜船閑話』 | 人間禅本部道場 |
11月10日(日) | 第90回小川忠太郎先生の境涯を学ぶ会『夜船閑話』 | 人間禅本部道場 |
2025年1月26日(日) | 刀耕忌 | |
3月16日(日) | 第91回小川忠太郎先生の境涯を学ぶ会『夜船閑話』 | 人間禅本部道場 |
ブログ
宏道会…剣と静坐の行修め 至誠の人と成らんかな
この人間禅剣道部の基盤となっているのが、人間禅附属の会である「宏道(コウドウ)会」です。
宏道会は、昭和31年7月、後に人間禅第二世総裁となった佐瀬孤唱先生によって創立された会で、最高師範には後に小野派一刀流免許皆伝、警視庁剣道主席師範、剣道範士九段となられた無得庵小川刀耕老居士が迎えられました。
宏道会の発足にあたっては、当時の第一世総裁・耕雲庵立田英山老師は小川先生に、「宏道会には本当の剣道を伝えて欲しい」と言われたと伝えられております。
宏道会の稽古は、静座(数息観)から始まり、古流の形、その応用としての防具稽古と本格的な内容になりますが、年齢や体力等に応じ、例えば形稽古だけの参加も歓迎しています。
現在の宏道会は、剣道と禅、共に本格的に剣禅一味の修行をする会員が増えているかたわら、宏道会の稽古だけに専念する会員、軸足を坐禅におきながら古流の形稽古にしぼって参加する会員など、子どもから老若男女、さまざまな形で盛り上がっています。
活動場所
<住所:千葉県市川市国府台6-1-16>
●JR市川駅北口下車の場合:1番乗り場 京成バス「松戸駅」or「松戸営業所」行き乗車、約15分「矢切駅」下車、徒歩4分
●JR松戸駅西口下車の場合:1番乗り場 京成バス「市川駅」行き乗車、約15分「矢切駅」下車、徒歩4分
●北総開発鉄道矢切駅下車の場合:徒歩4分