豊前座禅道場の歴史
豊前座禅道場の歴史
昭和54年、鎮西支部団員の内、中津方面に在住する者が相集い、鎮西支部中津地区分会として、福岡県築上郡吉富町にある無住の天仲寺を会場として座禅会を発足させた。
昭和57年には渡辺夏人先生指導のもと天仲寺俳句会が発足した。その後、吉富町にあった吉富製薬 (株)(現在の田辺三菱製薬(株))の社員の入門者が続き、勢力が伸張したので天仲寺座禅会発足から4年目の昭和58年、雲龍庵老師のご指導により修禅会の開催に踏み切った。
昭和61年に高瀬宗恵先生のご指導のもと天仲寺茶道会が発足したが、これは一般社会人を対象とした布施の窓口として、貴重な会となっている。修禅会から7年目の平成2年に豊前支部の発足が承認された。老朽化が著しい天仲寺での修行が続く中、自らの道場を建設すべく平成9年、築上郡上毛町に道場建設用地を購入した。
このようにして支部設立以来8年、平成10年、豊前道場が建設された。この道場は、敷地1485㎡、建物396㎡のもので、これによって無住の天仲寺に依存していた状況を脱却して、初めて自分たちの道場で、本格の修行が行えることとなった。この道場は、開かれた道場として、青少年合宿訓練、茶道、華道等の文化サ-クル活動及び企業の教育研修も行い、一般の方々にも広く活用されている。